懐かしのマレーシア

2006年4月3日:(その2)夕食はカリアマンス

[Japanese only]


4月3日(月曜日)午後

 さて、長い午前が終わり、D夫人に連れられてお昼へ。ちなみに、スポーツデーの間、彼女は大きなビデオカメラを持って自分の娘達の撮影。チームカラーが違うので離れた場所に座っていたこともあり、あまり話をしていない。四六時中べったりというわけではなく、でも、必要なところはしっかり助けてくれて、サッパリしていて、優しくて、カッコいい人だ。街中に向かう車の中で相談し、Evergreen Hotelでディムサムを食べようと決めたのだが・・・お休み。やむを得ず、ホテルの横のレストランでディムサムを。このレストランは、仲良くさせていただいている日本人のご一家と、ペナン時代の最後に食事をしたところで、なかなかにおいしい。

 食事の後、D夫人は子供達を学校に迎えに行き、我が家はタクシーを拾いプラザ・ガーニーへ。「また、買い物かい!」という突っ込みは却下。他のショッピングモールもどう変わったか興味があるが、やはりプラザ・ガーニーが便利が良い。時間があればいろいろ回ってみたいところ。ちなみに、地元の方々も含めて皆さん、このショッピングセンターをガーニー・プラザと呼ぶことが多い。どっちでも良いようなものだが、建物には"Plaza Gurney"と書いてある。

 事のついでにコメントしておこう。今を去ること9年前、Kanaoがペナンに赴任した当初、ペナンのショッピングセンターはどこも田舎臭かった。それでも、ペナンにたくさんの近代的なショッピングセンターがあることを知って、「生きていける!」と感動したものだ。マレーシアの方々には失礼だが、当時のKanaoには、「マレーシアがどんなところか」という知識が欠落していたのである。さすがに「高床式住居に住むことはあるまい」とは思っていたけれど、まさか高層マンションや、サンシャイン60を凌ぐビルが建っているとは思わなかったのだ。

 話が脱線した。とにかく、当時のショッピングセンターは田舎臭かったが、プラザ・ガーニーはかなり垢抜けている。日本の地方都市のショッピングセンターよりは、よっぽどましだ。少なくとも、日本では100万都市に行かなければお目にかかれないような高級時計を扱っている店が入っていたりする。マレーシアと聞いて、熱帯雨林のジャングルや高床式住居しか思い浮かばないというのは、日本と聞いて、ちょん髷で脇差の男と浮世絵のような女や富士山しか思い浮かばないのと同義、と認識すべきである。

 話しを元に戻そう。平日の昼間だけあって、プラザ・ガーニーは空いている。今日の目的は、主に英語の本。日本で買うと高いので。それに田舎に住んでいると書店の店頭でパラパラめくって買うことが出来ないし。ペナン滞在中、特に娘達は予定が詰まっていて、一緒にショッピングセンターに来るチャンスがあまりなさそうなので、時間のあるうちに物色する。プラザ・ガーニーの大きな本屋は三軒になっていた。

 ペンギンシリーズの子供向け版であるパフィンの文庫本を見て回る。恵は「赤毛のアン」シリーズを揃え、佳は恵の推薦でロー・ダイルという作家の本を何冊か。文章の言い回しが面白いんだそうです。Kanao は恵に「マチルダ」という本がとても面白いので読むと良い、と薦められている。ちなみに、マチルダという天才少女とそのダメ親のお話らしい。推薦に他意は無いと信じる。いや、信じたい。

 Kanaoは前から気になっていたChuah氏の絵の複製を本屋で見つけ、購入。本物が欲しいところだが、すごく高いし、複製でも十分楽しめる。こんな絵を飾れる家が手に入れば良いのだけれど。当面は借家住まいかな。とにかく、日本に帰ったら、額装しよう。

 本屋の後はコールドストレージ(プラザ・ガーニーの地階にあるスーパーマーケット)。お土産を物色。空港の免税店でヨーロッパのチョコレートを買うよりいいよな、とか思って。急遽、娘達が学校に通うことになったので、スナック・タイム(おやつの時間)のお菓子や、それを入れていく簡単な容器なんかも入手。あとはミネラルウォーターに、明日の朝食用のパンに、スターフルーツに・・・だんだん所帯じみてきた。

 歩きつかれたので、スタバで休憩。ペナンには何軒かスタバがある。今、日本で住んでいる光市よりは、随分都会だ。結局、両手に一杯のショッピングバックをかかえてタクシーに乗り、「ガーニーホテルに行ってくれ」。ホテルではポーターに「おやおや、お買いだしかい?」と冷やかされる。確かに、そうかもしれない、と苦笑。

 さて、ホリデーのつもりが、いきなり学校生活になったので、明日の朝も寝坊はできない。アラームの付いている腕時計、Gショックも持ってきて良かった。そう言えば、これもペナンで買った物だった。子供達のことを考えると、夕食も早めに済ませて早く寝せなければ。夕食はどうしよう?フリーで食べられる数少ない夕食(笑)。中華やスチームボートは頭数が揃ったほうが楽しめるので断念。タイ料理は子供達にはちょっと辛い・・・といういことで、全員一致でインド人街のレストラン、カリアマンスへ。タクシードライバーのR氏に電話をして都合を尋ねる。空いているようなので、ホテルにピックアップに来てもらい、食べ終わった頃、迎えに来てもらう。インド人街では、タクシーを拾うのが難しいのだ。

  さて、懐かしのカリアマンスでは、ボーイは替わっていたが、年取ったご主人は健在。相変わらずタバコを吸い、ヒンズーの神様にお祈りしていた。まだ早い時間だったので、他にお客さんは居ない。美味しかったかって?後は写真に語ってもらおう。左から、Ais Milo(ミロを冷やして飲む), Mango Lassi(マンゴ味のインド風ヨーグルトドリンク), Gobi65(カリフラワーの唐揚げ、辛くない),Tandori Chichen(タンドーリ釜で焼いたヨーグルト漬けの鳥肉), Butter Chicken Masala(日本のカレーに一番近い), Mutton Saag wala(マトンのほうれん草カレー), Paneer Pasanda(ヤギのチーズの辛くないカレー), Garlic Naan(パン)。ちなみに、娘達の一押しはGobi65!




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