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Black Naped Oriole
スズメ目コウライウグイス科、コウライウグイス
Oriolus chinensis (27cm)

[2003.04.16][2003.06.06追記]


 お待ちかね、コウライウグイスです。この一目見たら忘れられない、黄色地に黒というタイガース・ファンのために用意されたようなインパクト抜群の配色。そして「ピンクのクチバシ」と「赤い目」というトドメが効いています。

 外見から他の種類と間違えられることはまず無いであろうこの鳥、実に美しく澄んだ声で鳴きます。時には「ホ・ケ・キョウ」と聞こえなくもありません。ただしマレーシア訛りで(^^;;。実は英語で "Ori-ol-lo" とか "What the devil!" と鳴いているらしいです。ウウム。この三つの中間を発音して見てください。はい、良くできました!!;;

 同じスズメ目という意味ではウグイスの遠い遠い遠ーい親戚かもしれませんが、その実態はむしろ、ムクドリや九官鳥の方がまだ近い種類なようです。ただし、ムクドリの仲間のように地面を跳ね回っている姿は一度も見たことがありません。木の高い枝を、チョン、チョンと落ち着き無く移動しながらさえずっています。

 飛んでいる姿もムクドリのようにバタバタせず、また翼を体よりも上に上げずに打ち下ろすように振るので、上の写真のような印象が強く残っています。また、気性が激しい鳥のNo.1で、気に食わなければムクドリでもカラスでも追い掛け回して攻撃します。

 この鳥、警戒心抜群ですので、当然のことながら写真に納めるのは困難を極めます。鳴き声の方向に姿を見つけ…これは簡単です…なんったって派手ですから…近づいたら素早くカメラを向けて一発で仕留める!!大抵、逃げようとしている姿な上に、手ぶれ、ピンボケの三重苦です。ちゃんとオートフォーカスが働く超望遠レンズが欲しい。手ぶれ補正機構付の。

 とにかく、才色兼備、魅力抜群のコウライウグイスですが、落ち着き無く、ガードが固く、気性が激しく、その場の雰囲気を自分の物にしてしまうチャキチャキ娘です…って、この黄色いのは♂ですが。そう言えば、♀は見たこと無いですね(^^;;;

[2003.06.06追記] お気に入りの写真を追加しました。これは幼鳥ですね。成鳥はなかなかファインダーに収まってくれません。


Kanao のお気に入りショット