Baya Weaver スズメ目ハタオリドリ科キムネコウヨウジャク Ploceus philippinus (14cm) [2003.07.13]
まだまだ、奥が深いですね。まさか、自分の住んでいるコンドミニアムの隣にこんな留鳥が居るとは思いませんでした。パッと見はスズメに見えるので、繁殖期になって♂の頭が黄色く、頬が黒くなるまで気がつかなかったようです(写真:上)。
♀は左の写真(ボタニカルガーデンで撮影)のようにスズメに見えます。繁殖期以外は♂もそうらしいです。よく見ると、スズメよりはやや大きく、体の模様も結構違いますね。白いところが無いし、頬に黒い斑も無い。翼もなんかダラっと垂れているし、スズメより体を立てて歩きます。
この鳥のすごいところは、右の写真に見られるような立派な巣を作ることです。草を集めてきて編み上げるのです。広辞苑によれば、「しばしば一本の木に多数が巣を作って集団繁殖する。アフリカと南アジアに百種余り分布する。近年ではスズメ類約三五種もこの科に含める」だそうです。
実際、一本の木にこのような巣がいくつかぶら下がっていました。