4月19日にペナン島のボタニカル・ガーデン（植物園）で撮影したセキレイです。Kanao の持っている2種類の図鑑では同定できなかったのですが、「わも」さんの助けでイワミセキレイと分かりました。正面から見ると胸に黒い Y の字が見えます。

　で、ちょっと調べてみたところ、セキレイは世界に11種、日本には5種が観察されるそうです。イワミセキレイも日本で観察されますが、繁殖は他の国で、ごく少数が飛来するとのことでした。

　セキレイはスズメぐらいの大きさで、足を交互に出して歩くタイプの鳥です。そして、長い尾を上下に振るのが特徴です。その動作からかでしょうか、三省堂「大辞林」によれば、国生みをしたイザナギノミコトとイザナミノミコトは、この鳥から男女交合の道を学んだそうです。神様に道を教えたセキレイって、偉大！

　しかし、男女交合の「道」ですか…。日本人って「なんとか道」ってのが好きなんですねぇ。ところで、このイワミセキレイ、尾を左右に振る珍しいタイプなのです。イザナギノミコトが出会ったセキレイが、イワミセキレイだったら、どうなっていたのでしょう？日本も天照大神も生まれなかったのでしょうか…なんて下世話の話ではありますが。