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Hooded Crane
ツル目ツル科ナベヅル
Crus monacha(100cm)
[2004.12.14]


[観察された場所]
●山口県周南市八代(2004年12月11、12日)

[外観]
 最も小柄なツル。雌雄同色で、頭の後半から首が白く体全体が濃い灰色な様は、普通に「ツル」といわれた時に思い浮かべるタンチョウとは正反対。成鳥では目が赤く、目の上も赤い(下左)。幼鳥は全体が茶色っぽく、目が黒い(下右)。なお、撮影できる場所が限られるため、どの写真も足の先が写っていないが、もちろん、足はもっと長い。

[特徴]
 冬鳥。本州ではここ八代が唯一の越冬地であり、観察した2004年12月12日では13羽。最大の越冬地である鹿児島県出水地方ではクロヅルとの交雑も発見されているとのこと(ナベクロヅル)。

[その他コメント]
 12日の観察中、日の出の光が体に当たると同時にいっせいに啼き交わし(写真上)、一羽が飛び立ったのは感動的なシーンであった。極力ストレスを与えないように、こっそり陰から撮影したつもりだけれど、それでもストレスになっているのだろうなぁ。