ペナンで、自分の生活範囲の鳥を観察し始めて2ヶ月間ほどになります。そして、そろそろ出尽くしたかな･･･と思いはじめたころにこのセアカハナドリを見つけてびっくりしました。それも、コンドミニアムの敷地の中で。これまで撮影した鳥の中で最小。こんな派手な鳥なので目に付きそうなものですが、小さい上に常に木の枝や葉の陰に隠れるように立ち回るので、気が付かなかったようです。

　姿を見つける難易度は、結構高いですね。ましてや、撮影をや。で、お見せできるような写真は一枚しかありません。その辺をこれ見よがしに飛び回ったり歩き回ったりしているハッカやツバメ、スズメ、ハト、あるいは見晴らしの良い枝に止まりたがるタイヨウチョウやヒヨドリ、モズなどとは異なります。

　最初にこの鳥をカメラのファインダーで捉えた時、クルリと背中を向けられてびっくりしました。下から見上げた時の地味さとは打って変わって、「ド派手」だったので。公園等で比較的普通に見つけられる種類だそうですが、鳴き声は地味で、「チッ、チッ、チッ、チッ、…」。これを頼りに探すのは難しそうです。

　[2003.06.01]追記　鳴き声の「チッ、チッ、チッ、チッ、…」ですが、かなり無機質な感じです。火打ち石を打ったらこんな感じでしょうか？（←打ったこと無い人）。5月24日に♀の撮影に成功しましたので、下の「お気に入り」に掲載します。レンズの最短撮影距離2.3ｍでの撮影です。新レンズ（VR80-400）の質感描写の良さが光ります。ちなみに、上の頭まで赤いのは♂です。

Kanao のお気に入りショット