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White Throated Kingfisher
ブッポウソウ目カワセミ科アオショウビン
Halcyon smyrnensis (28cm)

[2003.04.05],[2003.04.08改訂],[2003.05.04改訂]


 口絵でも何度か紹介したアオショウビンです。日本のカワセミとは似ても似つかぬ姿で、大きさも倍はあります。頭が茶色、喉が白、クチバシと足は赤く、羽は綺麗な青色です。[2003.05.04改訂] 飛翔中の写真を差し替えました。相変わらずブレブレですが、鮮やかな青が目立つ様子がお分かりいただけるかと思います。羽の白い紋も見える写真が撮れたらまた差し替えましょう。

 前から見ると殆ど茶色でユーモラス、後ろから見ると真っ青なコートを羽織ったよう、小首を傾げると賢そう、見る方向によって様々な印象を与えてくれます。派手な色と相まって、フォトジェニックな鳥であることは間違いありません。

 鳴いている姿は一度しか見たことがありませんが、「キッ!キッ!キッ!キッ!キッ!キッ!・・・」と短く鋭い声でした。私が近くに居るので警戒しているのかと思っていたのですが、仲間を呼んでいたようで、しばらくするともう一羽飛んできました。ちなみにこの公園では三羽確認しており(写真:下右)、右の二羽はクチバシの先端が白く傷んでいるように見えますので、親ではないかと想像しています。

 これらの写真は、私が住んでいるジョージタウンのコンドミニアムの隣の公園で撮影しました。クチバシが痛んでいない個体は若いようで、警戒心が薄いのか、比較的近づいて撮影することができます。川に飛び込んで魚を採る姿は見たことが無く、もっぱら草地の上の枝にとまって虫などを探しています(写真:右)。

 ちなみに、この真っ青なカワセミは意外な場所にも現れ、パームヤシ畑の中にある、私の働いている工場の食堂前の芝生でトカゲを捕らえていたり、高速道路で私の同僚が運転する車の前に飛び込んできて跳ね飛ばされて見たり、ゴルフ場で危うくボールに撃墜されそうになったりします。


Kanao のお気に入りショット